111回 · 実践253 · 薬理

65歳女性。急性心不全 (左室駆出率40%) で入院。処方1 (ロキソプロフェンNa、レバミピド)、処方2 (テルミサルタン) を継続し、処方3 (ダパグリフロジン錠10 mg、フロセミド錠10 mg、エプレレノン錠25 mg) の追加が検討された。 処方3のいずれかの薬物の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1ネプリライシンを阻害して、心房性ナトリウム利尿ペプチド (ANP) の心保護作用を増強する。
  2. 2Na+,K+-ATPaseを阻害して、心筋細胞内のCa2+量を増加させる。
  3. 3ナトリウム-グルコース共輸送体2 (SGLT2) を阻害して、近位尿細管におけるNa+再吸収を抑制する。
  4. 4アドレナリンβ1受容体を遮断して、傍糸球体細胞からのレニン分泌を抑制する。
  5. 5ミネラルコルチコイド受容体を遮断して、集合管における上皮性Na+チャネルの発現を抑制する。
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正解: 3, 5

ダパグリフロジンはSGLT2阻害によりNa+再吸収を抑制(選択肢3)、エプレレノンはミネラルコルチコイド受容体遮断でENaC発現を抑制する(選択肢5)。