第111回 · 実践 問204 · 物理
60歳女性。糖尿病・高血圧症・変形性膝関節症で治療中。脳腫瘍の疑いを指摘され、ガドテル酸メグルミン注射液を用いた造影MRI検査を入院して行うこととなった。貧血予防でサプリメント (鉄) を2年間継続服用中。 この患者に行う造影MRI検査に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1生体内の水素原子核 (プロトン) は、強力な外部磁場中で2つのエネルギー準位に分裂する。
- 2ラーモア周波数よりも高い周波数のラジオ波を照射すると、プロトンは基底状態から励起状態に遷移する。
- 3造影剤は放射性医薬品である。
- 4造影剤はガドリニウムイオン (Gd³⁺) のキレート化合物である。
- 5造影剤はプロトンの緩和時間を延長することにより、画像のコントラストを高める。
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正解: 1, 4
MRIは外部磁場でプロトンが2準位に分裂する現象を利用。ガドテル酸メグルミンはGd³⁺のキレート製剤で非放射性、緩和時間を短縮しコントラストを高める。