第110回 · 実践 問279 · 薬剤
36歳女性。糖尿病の家族歴あり。妊娠中の血糖管理のため、食事療法に加えて、血糖自己測定及びインスリン療法が導入された。(処方1)インスリンデテミル(遺伝子組換え) 300単位/3mL 1筒 1回3単位 1日1回 就寝前 皮下注射(自己注射)。(処方2)インスリンアスパルト(遺伝子組換え) 300単位/3mL 1筒 1回3単位 1日3回 朝昼夕食直前 皮下注射(自己注射)。 処方1の薬剤が持効性を示す機構として、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1インスリン分子を結晶化することで、溶解性を低下させた。
- 2投与後、皮下組織において、インスリン分子が安定した可溶性のマルチヘキサマーを形成するようにした。
- 3インスリン分子の等電点を改変することで、生理的なpHで微細な沈殿物を形成するようにした。
- 4インスリン分子に脂肪酸を結合させることで、血中でアルブミンと複合体を形成するようにした。
- 5インスリン分子をプロタミン硫酸塩との複合体とすることで、溶解速度を低下させた。
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正解: 4
デテミルはB29にミリスチン酸を結合した持効型インスリン。皮下と血中でアルブミンと可逆的複合体形成→ゆっくり遊離し持効を示す。答4。